里山の米作り 減農薬栽培米

2014年 ヒノヒカリ
減農薬栽培に取組む、日々の農作業と稲の成長記録の紹介。
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        ◆ 種子は毎年原種を購入 ◆
 
ヒノヒカリ種子注文…
1月28日電話でJA安心院支店へヒノヒカリ種子40キロを注文。
自分の田んぼで取れた籾を来年の種子にする方が多いですが、
かわの農園では、毎年JAからヒノヒカリの原種を購入し苗を育てています。
◆◆◆ヒノヒカリの種子◆◆◆
 種子の証明書 ヒノヒカリの種子 


                                   ◆ 田んぼの整備 ◆          
 
  ◆◆◆数年ぶりの大雪です◆◆◆ 数年ぶりの大雪…2月15日撮影
2月13日夕方から降出した雪で田んぼも雪に覆われました。たぶん積雪10cm以上。
雪は、綺麗で良いのですが、雪の重みで竹が田んぼに倒れて着ました。

竹の片付けと桜の木の伐採
3日かけ(2/24・3/4・3/7)渕ノ上の雪で倒れた竹薮の片付けと田んぼの影になる桜の木を伐採。
片付けた竹薮の長さは150m以上。
新貝・大坪・渕ノ上 コウラダの農道 渕ノ上の倒れた竹
雪で倒れた竹の片付けと桜の木の伐採 渕ノ上の片付け完了
田んぼの溝上げ
毎年冬にイノシシが田んぼの側溝を荒らし埋まってしまい、田んぼは水浸しになります。
山から染み出てきた水が排水溝へ流れるよう、スコップとクワで溝上げし田んぼが乾くようにしました。
3/7・10…渕ノ上8.5a

3/10…渕ノ上19.6a・大坪30.7a 
3/14…コウラダ18.8a
 大坪30.7a 渕ノ上8.5a  渕ノ上19.6a 



            ◆ 田んぼの耕起と草刈 ◆
春田耕起(1回目の耕起)
3/24…コウラダ18.8a、小平口1.7a
渕ノ上12.7a(苗代)、新貝13.0a
大坪30.7a、渕ノ上19.6a、渕ノ上5.6a
✿✿実家の前の桜が咲き始めました✿✿
4/11…宮田6.6a(苗代)、前田9.4a
渕ノ上8.5a、渕ノ上31.7a
2回目の耕起
4/26…コウラダ18.8a
5/2…小平口1.7a、渕ノ上19.6a・31.7a
5/4…新貝13.0a、大坪30.7a、
渕ノ上8.5a、向中畑9.4a
5/6…宮田(苗代)
5/11…渕ノ上5.4a
◆◆◆春田耕起◆◆◆  
3/24桜の開花   3/24コウラダの春田起こし 
 ◆◆◆2回目の耕起◆◆◆ 
向中畑9.4a   渕ノ上8.5a   渕ノ上31.7a  
草刈
一番大変な作業です。稲刈までに3回以上、草刈を行ないます。
1回目は4月から5月にかけ行い、田植え後は時間があれば草刈機で田んぼの周りの草刈です。
◆◆◆草刈◆◆◆  
渕ノ上19.6aの高畦の草刈  新貝13.0a  



              ◆ 苗代準備と苗作り ◆       
◆◆◆苗を育てる苗代作り◆◆◆  苗代作り
3/24…やっと田んぼが乾いたのでヒノヒカリの苗代にする田んぼ(渕ノ上12.7a)をトラクターで耕しました。
4/25…運搬車で苗代部分を転圧・整地。
4/27…長男・次男と3人で苗代作り。
管理機で畝上げをしクワで整地。2時間ほどで280枚分の苗箱を並べられる苗代完成。
5/07…苗代に溜めた水の排水路作り。
苗の生育状態を見ながら、苗代に水を当てたり落としたりするためです。
運搬車   運搬車で転圧   苗代作り  
完成した苗代  管理機で排水路作り   苗代からの排水路  

  ◆◆◆農薬を使わず種子の消毒をします◆◆◆ 種子消毒・芽出し
5/01…種子40㌔の消毒(農薬未使用)
4㌔に小分けした種子を2袋ずつ温湯消毒器に浸けます。60度のお湯に10分間浸けて種子の消毒が完了です。
毎年、知人に温湯消毒をしてもらっています。
温湯消毒後は芽出しのため、水路に浸けます。1週間ほどで芽が出ます。
5/05…すこし芽がふくらんでいます。
播種適期まではもう少しです。
5/7…芽出しはもう少しですが、明日種まきなので水路からあげ、洗濯機で脱水し水分を飛ばしました。
4㌔に種子を小分け 温湯消毒器
 5/01 消毒の終わった種子を水路へ 5/05 種子の状況 

  ◆◆◆種まき◆◆◆ 苗箱に土入れ
5/01…種まき出来るよう苗箱245箱に土要れ。
妻と母と3人で行い、2時間ほどで作業終了。
 
苗箱が35箱足りなかったので後日購入し土入れ。
種まき・苗代
5月08日…
播種機に水道から潅水用のホースとつなぎ、2つのホーパーに種子と覆土用の土を入れ種まき開始。妹夫婦、母、妻の5人で作業。
種子40㌔を1箱当たり播種量165gの設定で播種。
280枚箱を用意しましたが、播種した枚数は270枚。
朝7時過ぎから播種作業を行い、最後に苗代部分に水を溜められるように波トタンで仕切り。播種機等の掃除・片付けを行い、昼前作業終了。
育苗土 5/01 育苗箱に土入れ
潅水  播種   覆土  
種子の播種状況  播種作業   苗箱の積込み  
 ビニールに土をかけ飛ばないようにします。 苗代完成 


◆◆◆苗作り◆◆◆ 苗の生育状況
5/11…一部乾きかけた所があったので水を当てました。。
5/13…苗箱全体に水が行き渡ったせいか、全体的に発芽し始めました。
5/14…イノシシが苗代のビニールを破っていたので、補修し電気牧柵を張りました。
苗代にイノシシが出たのは初めてです。
いらん仕事を作ってくれます。

5/15…順調に生育
5/17…整地が悪く、ごく一部高い場所にカビの影響で生育不良発生。
5/19…ごく一部を除き順調に生育。

5/22…まあまあ順調に生育。
5/24…適度な長さに生育したのでビニールを取りました。

5/31…植えられる状況になりました。
6/03…明日田植えなので苗にブイゲットプリンスを散布し苗運び。
6/04…田植え当日の苗、まあまあの苗が出来ました。

★★★1回目の農薬使用★★★
苗を運ぶ前に、苗に病害虫防除剤のブイゲットプリンスを1箱当り50gずつ散布します。苗20箱に1箱(1㌔)散布。
2ヶ月ほど薬効があるそうです。
5月11日 5月13日 5月14日
5月15日 5月17日  5月19日
5月22日 5月24日
5月31日  6月03日  6月04日 
ここ数年使っている病害虫防除剤「ブイゲットプリンス」


            ◆ 田植の準備 ◆
元肥散布
有機入り高度化成肥料を散布します。
主な肥料成分
窒素12%、リン酸12%、カリ10% 
成分合計が30%を超えるので高度化成肥料になります。
散布日  場所   面積   散布量
5月29日 大坪   30.7a  120㌔
5月29日 新貝   13.0a  50㌔
5月29日 向中畑  09.4a  40㌔
5月29日 宮田   06.6a  25㌔
5月31日 小平口  01.7a  10㌔
5月31日 渕ノ上  31.7a  130㌔
5月31日 渕ノ上  05.4a  20㌔
5月31日 渕ノ上  19.6a  80㌔
5月31日 渕ノ上  08.5a  40㌔
5月31日 コウラダ 18.8a  80㌔
6月07日 渕ノ上  12.7a  50㌔
◆◆◆生育初期から中期までの生育を助ける肥料◆◆◆
ヒノヒカリ専用肥料(有機入り)としてJAが販売している元肥  
    動力散布機に20㌔以上入れ散布
 15㍍ほど肥料を飛ばす事ができます。
 広い田んぼは、肥料が届かないので田植用長靴を
 履いて田んぼの中に入って散布します。
   田植用長靴
泥田の中に入って作業する時に、使用します。



★水取り(荒掻き)・代掻きは、水田ハローを取付けた昭和54年製トラクーで行ないます★
水取り(荒掻き)
乾いた田んぼに水をいれ水田ハローで掻き混ぜ、水を溜めた状態を保てるようにします。

5月29日…前田9.5a、宮田6.6a、大坪30.7
5月31日…渕ノ上19.6a・5.4a、新貝13.0a
6月01日…小平口1.7a、コウラダ18.a
     渕ノ上31.7a・8.5a
6月04日…
渕ノ上12.7a
◆◆◆乾いた田んぼに水をいれトラクターで掻き混ぜます◆◆◆
 横方向  縦方向  ハローで水取
  最初に横方向に掻いたのち、縦方向に掻いて水取(荒掻き)をします。
  これで田んぼの水が漏れにくくなり、湛水状態を保てます。

代掻き
田植の1~3日前に田植が出来るようにトラクターで掻き混ぜながら整地します。
6月01日…前田9.4a、宮田6.6a
     大坪30.7a
6月03日…コウラダ18.8a、小平口1.7a
     渕ノ上19.6a・5.4a
     新貝13.0a
6月04日…渕ノ上31.7a、
6月05日…渕ノ上8.5a
6月07日…渕ノ上12.7a
◆◆◆田植えが出来るように水田ハローで綺麗に仕上げます◆◆◆
 before  after  田植当日の渕ノ上19.6a
 コウラダの代掻です。
 縦と横方向にハローで掻き混ぜ田んぼを均します。
 これで田植の準備OKです。
植えやすいよう、前日から田んぼの水を落とします。


              ◆ 田植と稲の生育状況 ◆
◆◆◆育てた苗を田植機に載せいよいよ田植です◆◆◆ 田植
田植機も今年で17年目になり、あちこち悪くなり修理が多くなりました。
昨年は後輪タイヤ交換(2本)で75000円。
今年はキャブからの燃料漏れ・苗載台が下らない・苗載台の部品の破損等の修理と手がかかるようになりました。
              
 植付          ※植付  使用
 月日  場所   面積  株数  箱数
6月04日 宮田   06.6a  50  10
6月04日 向中畑  09.4a  50  16
6月04日 大坪   30.7a  45  44
6月05日 渕ノ上  19.6a  50  36
6月05日 渕ノ上  05.4a  50  10
6月05日 新貝   13.0a  50  24
6月05日 コウラダ 18.8a  50  37
6月05日 小平口  01.7a  50  04
6月07日 渕ノ上  31.7a  45  44
6月07日 渕ノ上  08.5a  50  14
6月10日 渕ノ上  12.7a  50  22
※植付株数=1坪当りの植付株数
使用した苗箱数261枚、これで今年の田植は終了です。
苗が残り少なかったので渕ノ上31.7aは1株数を少なめで植えたので思った以上に苗が余りました。
大坪を植える時、苗載台が下らなくなりました。 調整・注油で修理OK 
・・・大坪30.7a・・・  苗を載せ次の田んぼへ 
・・・渕ノ上19.6a、雨の中カッパを着て田植・・・
渕ノ上19.6a  渕ノ上31.7a   渕ノ上8.5a  

除草剤散布
田植から1週間ほどすると除草剤の散布を行います。
散布量=10a当り1.07㌔
散布日  字名   面積  散布量
6月11日 宮田   6.6a  0.8㌔
6月11日 向中畑  9.4a  1.0㌔
6月11日 新貝   13.0a  1.5㌔
6月11日 小平口  1.7a  0.4㌔
6月11日 コウラダ 18.8a  2.0㌔
6月11日 渕ノ上  19.6a  2.0㌔
6月11日 渕ノ上  5.4a  0.7㌔
6月11日 大坪   30.7a  3.0㌔
6月16日 渕ノ上  8.5a  1.2㌔
6月16日 渕ノ上  31.7a  3.0㌔
6月16日 渕ノ上  12.7a  1.4㌔
      合 計 158.1a  17.0㌔

使いたくないですが、雑草が繁殖すると雑草に栄養を取られ稲が育たないので・・・
           
◆◆◆2回目の農薬使用「除草剤散布」◆◆◆
除草剤   適用雑草・使用方法   除草剤の成分  
 動力散布機に10a分、1キロを入れました
 これを10a(300坪)に散布します
  
 散布状況
 白い点が除草剤です
大坪30.7a  渕ノ上31.7a   コウラダ18.8a  
広い田んぼは、動力散布機で散布しても除草剤の粒が軽いのでまん中まで
届かないため、田んぼに入り散布します。あとの田んぼは畦から散布です。

◆◆◆稲の生育状況と田んぼ管理◆◆◆ 稲の生育状況
6月11日・・・
田植機から1週間ほど、苗から新しい根が出て活着し始めています。
新貝13.0a 渕ノ上19.6a  向中畑9.4a 
6月17日・・・
田植機から2週間ほど、根が張り始め
※分げつが始まっています。

※分げつ…イネ科などの植物の根元付近から新芽が伸びて株分かれする事です。
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 
6月23日・・・
田植機から20日ほど、分げつが進み田んぼの緑がだいぶ濃くなってきました。
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 
草刈
2回目の田んぼの回りの草刈・・・
時間があれば草刈です。気温が高くなると雑草の生長も早くなります。
7月5日・・・
草刈中には、マムシやカメやらいろいろ出てきます。
食べごろのアイガモも毎年やってきます。
田んぼのなかを泳ぎ回り雑草などを食べているようです。
稲も食ったり踏み倒しちょる(-\-)
渕ノ上の法面の草刈、一番高い畦です。  
渕ノ上の法面のカメ  前田(向中畑)のアイガモ 
7月15日・・・
稲の株数も確保でき、そろそろ中干の時期です。土用干しともいいます。
中干は、無効分げつを抑制し土中に酸素が補給されると共に、有害ガスも放出されるため根の発育が旺盛になります。根が張り倒伏防止にも効果もあります。
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 

7月18日…除草剤散布
渕ノ上8.5aは除草剤の効きが良くなかったようで雑草が繁茂した所があったので広葉雑草専用のバサグランを背負式動力散布機で5a程の面積に散布しました。
稲の生育には影響のない除草剤です。
 広葉雑草用の除草剤  背負式動力散布機  除草剤散布

生育状況
7月30日…田植から2ヶ月
田植から2ヶ月ほど、今田んぼには水を溜めています。そろそろ幼穂が形成されるころです。
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 
      8月2日…田植から2ヶ月
そろそろ穂肥えを散布する頃、昨年も8月2日に散布しています。
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 

穂肥散布
8月2日…田植から2ヶ月
稲を採取し極薄刃のカッターナイフで幹を削いで幼穂を確認。10ミリほど、穂肥えの散布適期です。
動力散布機に20㌔~25㌔程いれ担いで散布します。
3時間ほどで158.1aに穂肥340㌔を散布
10a当り散布量=21.5㌔
穂肥の成分
窒素14.0% リン酸3.0% カリ12.0%
    
 採取した稲  幹をカッターで半分に  白く見えるのが幼穂
有機入りの安心院有機栽培専用穂肥   動力散布機 

生育状況
8月20日…田植から2ヶ月半
出穂、穂肥散布から18日たち穂が出始めました。
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 
8月27日…田植から3ヶ月弱
開花期もほぼ終わり、乳熟期へと入り始めている頃だと思います。
 
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 

過燐酸石灰散布
9月2日… 158.1aに16袋(320㌔)散布
稲穂が頭をたれ始めた頃散布します。
倒伏軽減と食味向上を図るために使用しています。
過燐酸石灰  動力散布機で散布 

生育状況
9月4日…田植から約3ヶ月
穂に実が入り始めました。
電気牧柵を張っているのですが渕ノ上19.6aはイノシシが入った跡があったので9月3日にネットを張りました。
渕ノ上31.7a  渕ノ上19.6a   大坪30.7a 
9月15日…田植から3ヶ月半
少し黄色くなり始めました。
イノシシの侵入跡が・・・
今度は渕ノ上31.7aの稲を踏み倒していました。この田んぼはイノシシ被害を受けた事がないと思います。
 
渕ノ上31.7a  左の写真を拡大   被害の状況 
9月20日…田植から3ヶ月半
稲穂が頭を垂れています。
渕ノ上は全部の田んぼにイノシシが入りました。電気牧柵とネットの2重の防備を破って入るのでお手上げです。
 
渕ノ上5.4a  渕ノ上8.5a   大坪30.7a 
9月29日…田植から4ヶ月弱
もうすぐ収穫です。
今年は稲の出来は良いのですが、稲こうじ病が多く発生しています。
豊作の年に多く発生するとか?
イノシシ被害が止まりません!!!
稲こうじ病  大坪30.7a 

田んぼごとに電柵で仕切
9月26日… イノシシ被害が止まらんので、被害を最小限にする為、田んぼごとに電気牧柵で仕切るとこにしました。
JAで電線500m・杭100本・ガイシ200個を購入、¥36,464でした。
電気牧柵のセット 田んぼごとに電気牧柵で仕切
渕ノ上のイノシシ被害状況
刈取前の被害の状況、今まで一番の被害です。特に山側の3枚、渕ノ上19.6a・8.5a・5.4aが被害を受けました。
電気牧柵とネットの2重の防備でも、この状況です。
渕ノ上19.6a  渕ノ上5.4a   渕ノ上8.5a 
ノシシ被害の追加対策
イノシシ被害が止まらないので、10/5に侵入場所と思われる、渕ノ上の山側にある用水路沿いに電気牧柵を追加取付。
電気牧柵を2重にしました。
これで被害がほぼとまりました。
イノシシの足跡 イノシシ(10/5撮影)   水路の両側に電柵取付 

              ◆ 収穫作業 ◆
◆◆◆ 稲 刈 ◆◆◆ 稲刈り・・・
10月3日…田植から4ヶ月、新貝の稲刈。
収穫作業に10日以上かかるので、やや早いですが、稲刈りをしました。
水分は高めの32~34%、燃料代が高くつきますがしょうがないです。
マムシが出ました、今年8匹目のマムシ。
新貝13.0aの稲刈り 今年8匹目
10月6日…田植から4ヶ月、イノシシにやられる前に渕ノ上8.5a・12.7aの稲刈り。
台風18号の影響で前日は雨、渕ノ上8.5aは水が溜まった状態でした。
水分は高めの33~35%、乾燥に20時間近くかかります。
渕ノ上8.5a(10/5撮影)  渕ノ上8.5a 渕ノ上12.7a
10月8日…田植から4ヶ月、渕ノ上31.7a・大坪を10aほど稲刈り。
田んぼはだいぶ乾いていました。
籾の水分は31%、少しずつ下っているようです。
渕ノ上31.7a(3枚目)  大坪30.7a
10月9日…田植から4ヶ月、大坪の残り20aほどとコウラダ・小平口の稲刈り。
コウラダは、離れた場所にありコンバインの移動に時間がかかるんですが、行はトラックに積んで移動帰りは自走、今年はだいぶ楽をしました。籾の水分29%。
コウラダ18.8a 大坪残り
10月11日…田植から4ヶ月、台風19号直撃の恐れがあるので渕ノ上19.6a・5.4a、宮田6.6a、向中畑9.4aの稲刈り。渕ノ上はイノシシの踏み倒した所を残し刈取。
日当りの良くない所があり籾の水分31%と高め。18時頃、今年の収穫終了です。
 
イノシシの踏倒した跡  籾をコンテナへ 向中畑9.4a

  ◆◆◆ 乾燥・籾摺り ◆◆◆
乾燥・・・
コンバインで刈取・脱穀した籾をコンテナに積込み乾燥機へ移し乾燥します。
14石・15石の2台の乾燥機で籾を乾燥、乾燥水分は15.5%程で仕上げています。

籾摺り・選別・計量・・・

籾は籾摺機のロール(4インチ)で脱ぷし遥動板で玄米と籾がらに選別されます。
玄米は選別機でさらに整粒と屑米に選別され整粒は計量器で30.5㌔に計量し袋詰めし製品となります。選別網は1.8mmを使用。
 
 月 日   製品    屑米
10月06日  20袋    30㌔
10月08日  31袋    70㌔
10月09日  70袋    130㌔
10月11日  64袋    90㌔
10月23日  61袋    80㌔
合  計  246袋    400㌔
平均反収7.8俵で平年作、屑米は昨年のほぼ半部でした。
夏に雨が多く、イモチ病気の心配をしていましたが発生は全く無し。9月中旬から稲こうじ病が多く発生。昨年大発生したトビイロウンカは夏に雨が多かったせいか発生は殆ど見られませんでした。
籾をコンテナへ  籾をコンテナ~乾燥機へ   籾の乾燥機 
籾摺り機で籾を脱ぷし玄米に   選別計量器 
選別前玄米  整粒玄米(製品)   屑米 
今年は10月に台風が発生、19号は10月13日に大分県に接近し被害を及ぼしました。
10月11日に収穫を終えた我家は被害無しと言いたいのですが・・・
ニソの農道が3mほど崩壊し車が通れなくなり、川沿いの田んぼの土手も崩壊しました。


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かわの農園 減農薬栽培に取組んでいます。
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河野 博信
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