里山の米作り 減農薬栽培米

2015年 ヒノヒカリ
減農薬栽培に取組む、日々の農作業と稲の成長記録の紹介。
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        ◆ 種子は毎年原種を購入 ◆
 
ヒノヒカリ種子注文…
1月28日電話でJA安心院支店へヒノヒカリ種子40キロを注文。
自分の田んぼで取れた籾を来年の種子にする方が多いですが、
かわの農園では、毎年JAからヒノヒカリの原種を購入し苗を育てています。
◆◆◆ヒノヒカリの種子◆◆◆
 種子の証明書 ヒノヒカリの種子 
                                   ◆ 田んぼの整備 ◆          
 
  ◆◆◆田んぼの排水作業◆◆◆ 田んぼの溝上げ
田んぼが乾くようにクワとスコップで溝あげ。
3月23日…渕ノ上19.6a・8.5a
3月26日…大坪
3月28日…コウラダ
4月4日の田んぼの様子です。青い田んぼはまだ手付かずの我家の田んぼです。
大坪の溝上げ コウラダの溝上げ 4月4日の様子

        ◆ 田んぼの準備 ◆
 
春田起こし
3月26日…苗代の耕(渕ノ上12.7a)
爪軸の軸受ベアリングの壊れたトラクターで苗代だけ耕起。
4月8日…コウラダ・小平口の耕起
爪を交換したら、土をよく反転するようになりました。  
4月26日…渕ノ上31.7a、19.6a、8.5a
大坪30.7a、向中畑9.4a、新開13.0a
渕ノ上5.4a、前田9.4a 
◆◆◆4月は雨が多く大変でした◆◆◆
 苗代の耕起 爪を交換  コウラダの耕起 
爪軸の修理と爪交換代金・・・35,000円!!
2回目の耕起
5月08日…渕ノ上31.7a
5月10日…渕ノ上19.6a、新貝13.0a
5月21日…大坪30.7a
5月23日…コウラダ18.8a小平口1.7a
渕ノ上5.4a、8.5a、前田9.4a 
  
大坪 渕ノ上19.6a コウラダ
元肥散布
5月25日…小平口1.7a、コウラダ18.8a
新貝13.0a、大坪30.7a、渕ノ上19.6a
5月26日…渕ノ上8.5a・5.6a
5月28日…渕ノ上31.7a
5月30日…宮田6.6a、前田9.4a

6月05日…渕ノ上1.7a
◆JAの有機入りヒノヒカリ専用肥料を10a当り40㌔を目安に散布。
◆水を入れた状態で散布すると肥料の飛散が少なくなります
水取(荒掻き)
5月26日…コウラダ・小平口・大坪
渕ノ上19.6a・5.6a・8.5a、新貝
5月28日…渕ノ上31.7a
5月30日…宮田・前田
◆水を入れ掻き混ぜ、田んぼの保水性を高めます。  
代掻き
5月31日…大坪・渕ノ上19.6a・5.6a・8.5a・31.7a、新貝
6月02日…コウラダ・小平口・前田・宮田
6月05日…渕ノ上12.7a(苗代)

田植準備完了です!!
◆代掻き用のハローは軸受けベアリングが壊れガタガタでしたが、なんとか作業終了。
ベアリングとシールの交換をJA農機具センターに依頼、そろそろ買い替え時期かも・・・
◆田植が出来るように掻き混ぜて整地します。  
代掻き 泥だらけのトラクターを洗車
                                 ◆ ヒノヒカリの苗作り ◆        
 
種子消毒(農薬は使いません)
4月28日…種子40キロを4㌔に小分けし温湯消毒器で消毒。
種子を60度のお湯に10分間浸けます。
消毒した種子は水路に浸け1週間ほどかけ、芽だしをします。
種子の小分け 温湯消毒 種子を水路に浸け芽だし
苗代準備
4月28日…苗を育てる苗代を作り。
運搬車で転圧し、管理機で溝を開けクワでキレイに土を上げ整地し、苗代準備完了。
運搬車で転圧 管理機で溝開け クワで溝の土上げ
土を入れた苗箱にたっぷり潅水。 種子の播種量は165gで設定。 種子に薄く覆土します。 5月8日…種まき・苗代作り
妻・長男・次女・母と私の家族5人で作業。
種まき…280枚播種
種子を水路に浸けてから暑かったので、芽が出すぎて種子が落ちにくかったのか4㌔ほど種子が余ってしまいました。
苗代作り…播種した苗箱を軽トラに積んで苗代へ。
苗箱を苗代に並べポールでアーチを作りビニールで覆い土でビニールを押さえます。
一つのトンネル内に苗箱は140枚並べています。
汗びっしょりになり、みんな頑張ってくれたおかげで午前中で作業を終える事が出来ました。
久しぶりに家族で楽しい時間を過ごすことが出来ました。
来年もお願いしま~すヾ(´∇`)ノ゙
播種した苗箱を軽トラへ積込みます。 ビニール内の苗箱140枚 クワ使いの名手?
ポチ(管理機)使いの名手? ポチ(管理機)転倒(>_<) ポチ(管理機)救助(^□^)゛゛
ビニールが飛ばないように土寄し、踏み固めます。 ポチ(管理機)で土寄せ。 苗代完成\(^_^ )( ^_^)/
       
苗の生育状況
5月13日…種蒔から5日目、芽が出揃いました。昨年に比べ成長がやや早いようです。
5月16日…4センチ程になりました。
5月18日…5センチ以上だと思います
この位になると、カビの影響も受けなくなります。
5月23日…10センチ以上に成長、良い苗が出来ました。
5月25日…ビニールの覆いを取りました。
根も良く張っていつでも田植が出来るほどに成長しました。
5月31日…1回目の農薬使用
苗280枚に殺菌・殺虫剤のエバーゴルフォルテを1箱当り50g散布。
今年、農薬を替えました。
5月13日早くも出揃いました。 5月13日カビの発生は無いようです。
5月18日 5センチ以上だと思います。 5月23日 良い苗が出来ました。 5月25日 ビニールを取りました。
5月25日 良い苗が出来ました。 5月25日 根も良く張っています。 苗箱用の殺虫殺菌剤
     

        ◆ 田植と稲の生育状況 ◆
 
軽トラに積んで運搬。 田植機は歩み板を使い載せ降ろします。 苗を運んで等間隔に置きます。 田植
田植前日に軽トラで各田んぼに苗を運びます。離れた田んぼへは、田植機を軽トラに積込みロープで固定し運搬します。
載せ降ろしは一番緊張します。
6月3日…7:30~16:30
新貝13.0a、大坪30.7a、渕ノ上5.6a
渕ノ上19.6a・8.5a・31.7a
6月6日…9:00~12:40
コウラダ18.8a、小平口1.7a、宮田6.6a
前田9.4a、渕ノ上12.7a
田植終了後小型ポンプで洗車、キレイになりました。
植付爪が悪いのか欠株が多いです。来シーズンまでに植付部を修理するか買い替えるかです・・・
6月6日コウラダ18.8a 6月3日 渕ノ上31.7a 6月3日 大坪30.7a
6月3日 新貝13.0a 6月3日 渕ノ上19.6a 小型ポンプで田植機洗車

除草剤散布
6月9日…ヒノヒカリを植えた田んぼ158.1aに除草剤のエーワンを18袋散布。
10a当り散布量…1.1キロ
散布当日のコウラダ 除草剤のエーワン1㌔粒剤 1キロ剤対応の動力散布機

渕ノ上31.7a 大坪30.7a 渕ノ上19.6a 稲の生育状況
6月14日…
田植から10日ほど、根が活着し始めています。
渕ノ上31.7a 大坪30.7a 渕ノ上19.6a 6月24日…
田植から20日ほど、分げつが始まり稲らしくなってきました。
渕ノ上31.7a 大坪30.7a 渕ノ上19.6a 7月5日…
田植から約1カ月、分げつが進み緑が濃くなってきました。
渕ノ上31.7a 大坪30.7a 渕ノ上8.5a 7月30日…
最高分げつ期を過ぎ、土用干し中です。
水を落として田んぼを乾かし、土中のガスを抜きます。
ガスを抜く事により根が元気になります。

穂肥え散布…8月4日
幼穂が5㍉~10㍉ほど、158.1aに有機入り穂肥えを360㌔散布。
有機入り高度化成の主な成分
窒素12% リン酸12% カリ10%
幼穂 有機入り高度化成 動力散布機

渕ノ上31.7a 大坪30.7a  渕ノ上19.6a  稲の生育状況
8月9日…田植から2ヶ月
出穂は20日頃だと思います。昨年は8月20日でした。
穂肥えの効果で緑が濃くなりました。
渕ノ上31.7a 大坪30.7a 渕ノ上19.6a 8月26日…田植から2ヶ月半
出穂が始まりました。かなり生育が遅れています。雨が多く日照不足が原因と思われます。
渕ノ上31.7a(左)12.7a(右) 大坪30.7a 渕ノ上19.6a 9月19日…田植から3ヶ月と少し
籾が充実し穂がだいぶ垂れました。生育が遅れているので収穫はだいぶ先になりそうです。今年は、イノシシの侵入が殆ど無いです。
渕ノ上12.7a イノシシが少し荒らしています 小平口1.7a 一番小さい田んぼ 稲刈りが始まりました 10月06日…田植から4ヶ月
黄色に色づいてきて、植付の早かった田んぼは稲刈りが始まりました。渕ノ上(写真左)はイノシシが入ったのでネットを張りました。写真中央は小平口1.7aです。
渕ノ上31.7a 大坪30.7a 渕ノ上19.6a 10月10日…田植から4ヶ月
明日から稲刈りをします。渕ノ上(写真左)から稲刈り予定です。今年はイノシシ対策を早くからしたので今のところ被害は僅かです。

      ◆ 収穫作業 ◆
   ◆◆◆ 稲刈り ◆◆◆      
今年は収穫時期を10日程遅らせました。
天気が続いたので田んぼは良く乾き作業しやすい状況です。
稲の穂はやや短めですが、穂の元まで実が充実していると思います。
稲刈り実施日
10月11日…
渕ノ上31.7a、渕ノ上12.7を30%
10月14日…
大坪30.7a、新貝13.0aを70%
10月15日…
新貝残り、渕ノ上12.7a残り
10月17日…
宮田、前田、コウラダ、小平口
10月20日
渕ノ上19.6a・5.4a・8.5a

稲刈り終了後、田んぼでコンバインの脱穀部のカバー等を取外しブロワーで掃除。
各部の細かい掃除・点検・修理は収穫作業終了後行います。
 
10月14日 渕ノ上19.6a  10月14日 新貝13.0a 10月14日 新貝の稲刈り
10月15日 渕ノ上12.aの稲刈り 10月17日 コウラダの稲刈り 10月20日 渕ノ上19.6aの稲刈り
コウラダ18.8a 渕ノ上12.7a 渕ノ上31.7a
コンバイン掃除 籾タンク側 コンバイン掃除 脱穀部 コンバイン掃除 カッター部

     ◆◆◆ 乾燥・籾摺り・選別・計量 ◆◆◆
コンテナに積込んだ籾 コンテナから乾燥機へ 籾の投入口 乾燥・・・
乾燥は14石・15石の2台の乾燥機で行います。脱穀した籾をコンテナに移し軽トラックで運び乾燥機に移します。
水分は33%~26%ほどでした。
 
乾燥機から籾摺り機へ籾を移します 籾摺り機 計量選別機 籾摺り・・・
籾を籾摺り機に移しロールで脱ぷし籾殻と玄米に選別します。玄米は計量選別器へ籾殻は外の軽トラへ積込みます。
 
選別前玄米 選別後の玄米 選別網から落ちた屑米 脱ぷした玄米の選別・・・
玄米は計量選別器で整粒と屑米に選別され整粒は計量器で30.5㌔に計量・袋詰めし製品となります。屑米はJAさんに買ってもらいます。選別網は1.8mmを使用。
 
籾殻は直接軽トラに積込み 籾殻を積込んだ軽トラ 籾殻の処分 籾殻の処分・・・
籾摺りの時に出る籾殻は、枠を組んだ軽トラに直接積込んで
田んぼ等にまきます。
ダンプだと荷降ろしが楽なんですが・・・
    これで今年のヒノヒカリの収穫作業は終わりです。
あと、各機械の掃除・点検をして終了です。 









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