大分県宇佐市安心院町からの産直米
かわの農園
減農薬で栽培した★ヒノヒカリ★ひとめぼれ
里山で育った美味しいお米です。
●
使用肥料と肥料特性の紹介。肥料の散布時期と散布量は食味と収量に影響します。
使用肥料と肥料特性
植物は本来無機養分で生育します。化成肥料をうまく使い生産性をあげ、品質は有機肥料と栽培技術の工夫により向上出来ればと考え水稲栽培に取り組んでいます。
栽培品種ごとに生育状況を見ながら施肥量・時期を判断し、食味の向上と収量確保に努めています。2009年より、ヒノヒカリは元肥・追肥に有機入り化成肥料を使用しています。
下の表は品種別の過去と現在の使用肥料の比較です
ヒノヒカリ
項目
2008年以前
現 在
土作り
約2年ごとに堆肥散布
状況に応じ
土壌改良剤を散布
稲ワラを毎年切込み
状況に応じ
堆肥又は土壌改良剤散布
元肥(5月頃)
高度化成肥料
有機入り高度化成肥料
調節肥(7月)
化学肥料(単肥)
生育状況により使用
化学肥料(単肥)
生育状況により使用
穂肥(8月上旬)
化成肥料
有機入り化成肥料
調節肥(8月下旬)
科学肥料(単肥)
科学肥料(単肥)
ひとめぼれ
項目
2008年以前
現 在
土作り
稲ワラを毎年切込み
状況に応じ
堆肥又は土壌改良剤散布
稲ワラを毎年切込み
状況に応じ
堆肥又は土壌改良剤散布
元肥(5月頃)
高度化成肥料
高度化成肥料
調節肥(7月)
化学肥料(単肥)
生育状況により使用
化学肥料(単肥)
生育状況により使用
穂肥(7月中旬)
化成肥料
化成肥料
調節肥(8月上旬)
科学肥料(単肥)
科学肥料(単肥)
◆肥料の特性について
◎有機肥料とは・・・
土壌に施用した後は、いったん微生物によって分解され無機化してから植物に吸収されるため、効果がゆっくりとしています。
動物・植物性の有機物のうち肥料成分(窒素・リン・カリウム)を含むものを原料とした肥料のことです。
また肥料成分や副成分の含量が低いので、濃度障害や塩類集積などが現れにくい利点があり農産物の品質もよくなりやすいともいわれています。
有機物は微生物の餌(エネルギー源)となるため、土壌の微生物活性などにも影響します。
◎有機入り化成肥料とは・・・
有機入り配合肥料を粒状化し撒きやすくしかも均一に施肥出来るよう製造された肥料で、速効性の化成肥料遅効性有機肥料を混合し比較的長い間、肥料効果が期待できます。
◎化学肥料とは・・・
化学的に合成された無機肥料を化学肥料といいます。
無機質の成分ですから、水に溶ければすぐに根が吸収できる状態にあるので効き目が早いのが特徴です。
自然界に存在するリン鉱石やカリ鉱石などから作られます。
化学肥料で肥料の3要素の1つしか含まないものを単肥といいます。
(但し、有機、無機に関係なく、1種類の肥料という意味で単肥ということもあります。)
◎化成肥料とは・・・
肥料の有効成分は主に、窒素・リン酸・カリで、その三要素を化学反応によって合成したり、その三要素を単独に含んでいる化学肥料を混合したりしてつくられます。
肥料のひと粒ひと粒の中にチッソ、リン酸、カリの3成分のうち、2成分以上を含む肥料のことです。
化成肥料は肥料成分の合計量によって15%以上30%未満の普通化成肥料と30%以上の高度化成肥料とに分けられます。
例で示すと次のようになります。
窒素
リン酸
カリ
成分合計値
区 分
8.0%
8.0%
5.0%
21.0%
成分合計が
15・0%以上30.0%未満なので普通化成
15.0%
15.0%
15.0%
45.0%
成分合計が
30・0%以上なので高度化成
左からチッソ、リン酸、カリの順で含有率が表示されます。上の高度化成の場合、チッソ、リン酸、カリが15%ずつ含まれていることを意味しています。
つまり、上の例では100gの中にチッソ、リン酸、カリが15gずつ合計45g含まれています。
減農薬栽培に取組んでいます。
大分県宇佐市安心院町下毛1719
河野 博信
TEL 携帯 090-9571-7447
自宅 050-3608-3166
メール
かわの農園ブログ