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2008年から減農薬栽培に取組んでいます。
農薬の使用回数を当地域の慣行的栽培方法の50%〜70%以下に抑えています。
減農薬栽培とは・・・
生産過程等における農薬の使用回数を、地域の慣行的に行われている使用回数の50%以上節減している栽培をいいます。科学肥料は使うことが出来ます。
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◆農薬の使用回数の比較 |
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2001年以前は病害虫用薬剤を4回ほど使用していましたが、現在は1回だけ使用しています。
除草剤の使用は現在も1回〜2回です。
除草剤が使えるのは7月中頃まで、それ以降は人力により除草作業を行っています。
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下表のは2001年以前と2008年以後の農薬使用回数の比較です。↓↓↓ |
項 目
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2001年以前
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2008年以後
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4月・・・種子消毒 |
殺虫剤・殺菌剤 |
温湯消毒(無農薬) |
4月・・・育苗土 |
殺菌剤 |
農薬未使用 |
5・6月・・苗箱 |
病害虫防除剤 |
病害虫防除剤 |
6月・・・田んぼの除草剤 |
除草剤 |
除草剤 |
7月・・・田んぼの除草剤 |
現在も必要に応じ除草剤を使用
出来るだけ人力で行なうようにしています。 |
8月・・・病害虫防除 |
殺虫殺菌剤 |
防除は行ないません。 |
9月・・・病害虫防除 |
殺虫殺菌剤 |
防除は行ないません。 |
農薬使用回数合計 |
【7〜8回】 |
【2〜3回】 |
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★籾種子は温湯消毒
温湯消毒により農薬使用回数を2回削減。
温湯消毒とは・・・
60℃のお湯に10分間種子を浸漬することにより、いもち病・
ばか苗病・もみ枯れ細菌病・イネシンガレセンチュウに対して農薬と同等以上の効果があるそうです。
この方法は2007年から取り入れました。 |
温湯消毒用機器 |
温湯消毒の様子 |
★育苗土(苗箱の土)は無農薬
現在、くん炭と化成肥料入りの育苗土を使用しています。
2006年まで殺菌剤も入った育苗土を使用していましたが、減農薬栽培への取組みのため使用を中止しました。 |
ヒトメボレの苗の病気対策・・・ |
2008年(左上の写真)
苗にカビが発生し根腐れを起こし、不揃いになっています。今まで経験が無かったのでどうすることも出来ませんでした。やはり減収となりました。2009年
播種後1週間ほどでカビの発生が見られたので、水を苗にタップリ当て数日間隔で入水・落水を繰り返すことにより、苗は順調に生育しました。
2011年(左下の写真)
2009年の方法でカビ対策を行なったのですが、上手くいかず良い苗が出来ませんでした。
原因は、播種時の種子の目が良く出てなかったのが原因!!!
2012年
種子の芽が良く出てから播種。初期の生育が早く、カビの影響を受ける前に根が伸びたのが良かったのだと思います。まあまの苗が出来ました。
カビ対策・・・種子の芽出しと苗代内の温度確保が大事だと思います。 |
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★丈夫な苗作り
苗箱への播種は薄播きにし、病気に強い丈夫な苗作りを心がけています。
1箱当りの播種量は135gから180gです。
厚播きに比べ太い丈夫な苗が出来ます。
写真は播種から2週間ほどのヒノヒカリの苗。 |
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 |
★田植は疎植
苗と苗の間隔を広げ疎植にし、植付本数も3本程と、少なくしています。
田んぼの風通しが良くなり病害虫の影響も受けにくく、太く丈夫な稲になります。蜜植に比べ株も大きくなります。
10a当たりに苗箱使用枚数は16枚から20枚です。
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★肥料の適期・適量散布
窒素を多用すると病気になるやすく、害虫もつきやすくなります。稲の生育状況・葉の色を見ながら散布時期・散布量を判断しています。写真は田植から約2ヶ月のヒノヒカリ。
写真左・・・穂肥散布当日
写真右・・・散布当日の幼穂、約1cm
もう少し早めに散布しても良いと思います。
適期は、5mm以下と考えています。 |
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幼穂形成期のヒノヒカリ |
ヒノヒカリの幼穂 |
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★畦や休耕田の草刈
カメムシ対策として水稲への侵入源となる畦や休耕田などの雑草を出穂前に草刈機で刈払い、田んぼの周辺を綺麗にしています。
周辺を綺麗にする事によりイノシシ・鹿等の隠れる場所が無くなり害獣対策にもなります。 |
畦の草刈 |
休耕田の草刈 |
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減農薬栽培に取組んでいます。 |
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